乙武氏を非難する人間は
多くは
乙武氏が入店拒否された店がいくら大資本のイオンのような
見せかけのバリアフリー施設を備えていない
もしくは店の外側の環境が急で狭い階段、せまい通路だからといって
店主の「うちのスタイルなんでね」という乙武氏への侮辱は到底、容認しがたい
まず、乙武氏入店拒否問題とは何か
「被害者である」乙武氏のサイトをまず読まれたい
イタリアン入店拒否について
http://ototake.com/mail/307/
「しかし、10分ほどお待ちしていてもスタッフが来られなかったため、友人がもう一度、様子をうかが
いに店まで行ってくれた。しばらくして彼女の存在に気づいたホールスタッフの男性が、「ようやくひ
と段落したので」と階下に向かってくださろうとした。そのとき、店主がキッチンから出てきて、彼女
にこう伝えたのだそうだ。
「車いすのお客様は、事前にご連絡いただかないと対応できません」
「あ、でも、車いすは置きっぱなしで、友人の体を抱えていただくだけでいいんですけど」
「ほかのお客様の迷惑になりますので」」(文中より)
なぜ、ほかのお客様の迷惑になるのか
まったく機械的な返答である
日本の「サービス業」もしくは「小売業」の100%使っているこの言葉
「ほかのお客様の迷惑になりますので」
この言葉の暴力性をそのまま使える
店主の鈍感さに筆者は呆れる
こういう機械的な言葉の洪水に反発をしめしているのが
本題からずれるが
中島義道氏である
それはともかく
先の乙武氏のサイトを続けると
「おそらく、店主は「ひとりの客を抱えるためにスタッフが数分でも不在になると、せっかく作った料
理が最高のタイミングで提供できなくなる恐れがある。そうなれば、ほかのお客様にご迷惑がかか
る」ということが言いたかったのかもしれない。だが、彼の表情や言葉のチョイスはそうしたニュアン
スを伝えられなかったようで、友人はひどくショックを受けてしまったようだ。」(文中より)
乙武氏は店主の対応にも「大人のような」好意的な解釈をしている
「女性ならではの感性かもしれない。このやりとりに傷ついた友人は、泣きながら階段を駆けおりて
きた。僕は予期せぬ出来事に目を白黒させていたが、話を聞くうち、ひさしぶりに会った友人が、僕
のせいでこれだけ悲しい思いをしてしまったことに、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいになっ
た。
ふたりでその場にたたずんでいると、40代くらいの店主が階段を下りてこられた。僕の姿を確認すると、一瞬ギョッとしたようだったが、すぐに気を取り直し、僕に向かってこう口にした。
「エレベーターが2階には止まらないって、ホームページにも書いてあるんですけどね」
「ああ、そうでしたか。僕、今回は『食べログ』を見てお電話したので……」
「何を見たかは知りませんけど、予約の時点で車いすって言っとくのが常識じゃないですか?」
キョトンとしてしまった。僕は、いまなぜこの人にケンカを売られているのだろう? いや、もしかし
たら彼にはケンカを売っているつもりなどないのかもしれない。でも、それはどう考えても初対面の
相手に放つべき言葉ではないと思うし、あきらかにケンカを吹っかけているようにしか思えない口ぶ
りだった。
「そうですよね。事前にお知らせもせず、失礼しました」
この状況でも、こんなセリフが素直に口をついて出てくる大人に、僕はなりたい。でも、僕はなれな
かった。愚かなことに、そのケンカ調の言い草に、ケンカ調で返してしまったのだ。それは、僕の友
人を泣かせるような対応をしたことに対する憤りもあったかもしれない。
「いや、それが常識なのか、僕にはわからないです。そもそも、僕はこれまで一度もそんなことをせ
ずとも外食を楽しんできましたし」
「いや、常識でしょ」
他人を小馬鹿にしたような笑みを浮かべる店主に、ますます僕は頭に血がのぼってしまった。
「じゃあ、それが本当に常識なのか、広く世に問うてみましょうよ」
「ええ、どうぞ」」(文中より)
「ええどうぞ」だから
乙武氏は店舗名trattoria GANZOの名前をあげて、ツイッターで
広く世に問うただけで
実名をあげて抗議したことが非難される筋合いはまったくない
なんらおかしくない
むしろ、乙武氏は実名をあげて抗議したことを自分では軽率であったと反省している
続ける
「 このあと、二言三言やりとりがあったかと思うが、残念ながら記憶が定かではない。だが、店主
が最後に言った言葉だけは絶対に忘れない。
「これがうちのスタイルなんで」
その言葉はとても冷たく、これ以上のコミュニケーションを拒むひとことだった。扉を、閉ざされた
思いがした。この時点で、僕は完全に思考停止となってしまった。」(文中より)
確かに思考停止になるのは理解できるし
僕だったらその場で店主を殴ってるな(笑い)
「これまで何とかなってきたことで必要性を感じていなかったとはいえ、事前に連絡をしていれば
スムーズにご案内いただけたかもしれない。これは、僕の落ち度。だから、お店の状況によっては
対応が難しく、結果的に入店が難しいと言われても、「じゃあ、またの機会にお願いします」と笑顔で
その店を後にすることができる。僕にだって、それくらいの理性と常識はあるつもりだ。
相手が、理性と常識あるコミュニケーションを図ってくださるなら。
ここだけは誤解されたくないので、繰り返させてほしい。僕はいきなり訪れた店で無理難題を吹っ
かけて、それが受け入れられなかったから逆ギレしたのではない。客とか、店主とか、そんな関係
性を抜きにして、はなから相手を小馬鹿にしたような、見下したような、あの態度が許せなかったの
だ。彼の本意がどこにあるにせよ、こちらにそう受け取らせるコミュニケーションに、僕は深く傷つ
き、腹を立ててしまったのだ」(文中より)
「結果的に入店が難しいと言われても、「じゃあ、またの機会にお願いします」と笑顔で
その店を後にすることができる、と書いている
つまり乙武氏を非難する多くの連中が使う店側の店の外側の環境が急で狭い階段、せまい通路
介護はそんじょそこらでできるものではないという非難がいかに
的外れかがわかる
再度書く、お店の状況によっては
対応が難しく、結果的に入店が難しいと言われても、「じゃあ、またの機会にお願いします」と笑顔で
その店を後にすることができる。」である
つまり乙武氏を運べるか運べないかという介護スキルの問題ではなく
乙武氏の次に紹介する言葉に言い表されている
「ここだけは誤解されたくないので、繰り返させてほしい。僕はいきなり訪れた店で無理難題を吹っ
かけて、それが受け入れられなかったから逆ギレしたのではない。客とか、店主とか、そんな関係
性を抜きにして、はなから相手を小馬鹿にしたような、見下したような、あの態度が許せなかったの
だ。彼の本意がどこにあるにせよ、こちらにそう受け取らせるコミュニケーションに、僕は深く傷つ
き、腹を立ててしまったのだ。」(文中より)
つまり店主の「はなから相手を小馬鹿にしたような、見下したような、あの態度が許せなかったの
だ」である
簡単にいえば、人を拒絶したコミュニュケーション
これは乙武氏が障害者だからだろうかともとれる
この店主はもし
車椅子に乗っているのが「ヤクザ」だとか「政治家」だとかであれば
「見下すことができただろうか」という疑問も起きるのである
つまり先に紹介したやりとり
「他人を小馬鹿にしたような笑みを浮かべる店主に、ますます僕は頭に血がのぼってしまった。」
「じゃあ、それが本当に常識なのか、広く世に問うてみましょうよ」
「ええ、どうぞ」
これは明らかに乙武氏が
なにもしてこないという乙武氏を見下した態度だから
「ええ、どうぞ」と言われるまま、乙武氏は実名をあげてツイッターで抗議したにすぎない
こういうと、実名まであげる必要ないのでは?という「温情主義者」がいるのだが
実名をあげないと事実確認がとれない
これは
世界の常識である
なんらおかしくない
ほかに乙武氏を非難する連中には彼が都教育委員会の委員であることで
イタリアン入店拒否と結びつける連中がいるのだが
彼が委員であることと入店拒否されたこととどんな整合性があるのか
彼が都教育委員会で「公人」だから…云々というもっともらしい論理が幅きかせているが
それは公務員には労働三権がなくてもよい
という「日本権力層」の暴力的な誤解とシンクロしている
この種の論理は公人だから黙れ、国のために「個人」を抑圧して
働け、というまったくいいがかりと同じである
乙武氏は、都教育委員会でもあるが
乙武洋匡という個人で、その個人は「五体不満足」というハンディキャップを背負った障害者である
日本国憲法第14条第1項をを読めばこの問題が差別を内包した問題であることが理解できる
まあ、「中立」をいいたいマスコミに毒されたあほな日本人は店主の意見も紹介せんとアンフェアだ
というのが見えているので
紹介だけしておく
乙武様のご来店お断りについて。
http://ginzaganzo.com/info
これを読めばわかりますが
彼は反省してません
もし、乙武氏がうそつきで
店主が誠実にみえるのであれば
あなたは
中島義道氏のいう「うるさい日本」の一員で、鈍感であるというだけである
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