橋下大阪市長は「銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で命をかけて走っていくときに、精神的にも高ぶ
っている猛者集団をどこかで休息させてあげようと思ったら、慰安婦制度が必要なのは誰だって
わかる」であるが
「誰だってわかる」、私にはわからない
ちなみにこの言葉
日本語としてもおかしい
「銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で命をかけて走っていくときに」
であるが
銃弾が雨嵐の中飛び交うような
戦争であれば
走る必要ない
遠くから敵を銃で撃てばよい
というか
走らないために
近代兵器は
作られてきたのであって
その究極が
原爆や水爆である
イメージとしては
われわれがお茶の間のブラウン管を通して見た
湾岸戦争の爆撃機から
みたターゲットの映像
それが近代兵器の意味であって
シュワルツネッガーのターミネーターを想起させる
自国の兵士の損傷を最大限に少なくし
敵国兵士の殺傷を高めるために
近代兵器は作られたのであって
まさか
封建時代の一騎打ちのように
われこそは~
などと走り回っているのではない
どうやら橋下市長は
美化された戦争ドラマの見過ぎかもしれない
戦争の実態
というか
「皇軍」の実態は
これを見よ
抜粋なので「皇軍」の実態はここには動画でアップされていないが
「戦ふ兵隊」の「皇軍」はただただ疲れた兵士が映るのみで
「うわべは戦意昂揚をうたいながら,〈戦争と生命の悲痛な関係の実証だけ〉を描いて反戦,反骨
の姿勢を貫いた。《戦ふ兵隊》は公開禁止になり,亀井は逮捕,投獄された。…」という
ドキュメンタリー映画である
http://kotobank.jp/word/%E3%80%8A%E6%88%A6%E3%81%B5%E5%85%B5%E9%9A%8A%E3%80%8B
戦争を空想的に描いた
「機動戦士ガンダム」などを見ていると
橋下大阪市長のように
「精神的にも高ぶっている猛者集団をどこかで休息させてあげようと思ったら、」という
まったく「空想」的な言葉になる
リアルの喪失である
そもそも
この「空想」的な言葉は
祖国防衛とやらで戦う兵士に失礼ではないか
それに
橋下大阪市長が米軍兵士によるレイプ多発で
風俗使ってください、ですが
まさにまさにまさにまさに
侮辱でしょう
それにこの沖縄への米軍兵士によるレイプだが
「銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で命をかけて走っていくときに、精神的にも高ぶ
っている」ときに休息で女体を求めてレイプを起こしたのではなく
まさに「戦っていない」状態
目的がわからない
もしくは
監獄内部の退屈しのぎで
ほかの囚人を
殺してしまうような
心理状態において
米軍兵士の沖縄へのレイプが発生し
明日、旅立つから
抱きます!
(アムロ、抱きますとおちょくりたくなる)
という三流ロマンエロ漫画ではあるまい
祖国防衛とやら愛国とやらという
「精神的な高み」において
戦う兵士を
慰安婦、売春でもって
「慰労」させようとするその考えは
まるで
疲れた男性社員を、もてなす
いやいや強制的に社員旅行に参加させられる女性社員に近い
男性社員は「精神的にも高ぶっている猛者集団」ではない
たんなる退屈しのぎで
自らの攻撃衝動を満足させるために
セクハラをするのである
つまり
旧日本軍の慰安所設置は
長く続く戦地での駐留における兵士の不満、退屈というはけ口に応えた旧日本政府が対応した結
果である
事実、中曽根は
自著「終わりなき海軍」でこう述べている
「三千人からの大部隊だ。やがて、原住民の女を襲うものやバクチにふけるものも出てきた。そんな
かれらのために、私は苦心して、慰安所をつくってやった」
まさに「退屈しのぎ」の慰安所設置であることがここに明白に書かれているが
その自ら述べたことに
「大勲位」中曽根は
「事実と違う。つくったのは海軍の工員の休憩と娯楽の施設」と否定していた。」
と火消しに回っているが
中曽根元首相が積極的に慰安所づくりに関与していた“証拠”が見つかっている
「高知県の市民団体が2年前に公表したところによると、62年に当時の防衛庁がまとめた資料に、中
曽根元首相が戦前、海軍の主計長を務めていた『海軍航空基地第2設営班』についての記述が出
てくる。インドネシア・ボルネオ島において『主計長(中曽根)の取(とり)計(はからい)で土人女を集め
慰安所を開設』と記されているのです。民家を慰安所につくり替えた地図も残っていて、信(しん)憑
(ぴよう)性が高い」(軍事ジャーナリスト)
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8810.html
戦争を「空想」的に美化してしまう
ロマン派的な夢想が
「銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で命をかけて走っていくときに、精神的にも高ぶ
っている猛者集団をどこかで休息させてあげようと思ったら、慰安婦制度が必要なのは誰だって
わかる」になる
いつまで「日本」は現実を失い続けるのだろうか
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